一般内科外来
発熱、嘔吐、下痢、便秘、頭痛、咳が止まらない、痰がからむ、胸が痛い、息苦しい、最近疲れやすい、体重の減少、立ちくらみ、貧血、アレルギー、蕁麻疹などの一般的な内科疾患をはじめ、生活習慣病や呼吸器疾患、循環器疾患に対応しています。
生活習慣病を含む慢性疾患は、長い付き合いとなる病気です。
当院では、患者様が「何のために医療機関にかかって、何のために治療されるのか」という原点に立ち返り、無理のない治療で、人生を楽しんでもらいたいと思っています。希望に沿う治療方法を一緒に考えましょう。
よくある慢性疾患
生活習慣病
食習慣、運動習慣、飲酒、喫煙などの生活習慣が原因となる慢性疾患です。
初期症状がほとんどなく、気がつくと重篤な状態になっていることがあります。生活習慣病が進行すると、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などの命に係る病気を起こす恐れがあります。
定期的に健診を受けるようにしましょう。
糖尿病
インスリンの作用が低下し、血液中のブドウ糖の濃度が高くなってしまう病気です。
放置していると、糖尿病腎症を起こして透析治療が必要になったり、糖尿病網膜症を起こして失明したりすることがあります。また、著しく血糖値が高い場合は意識障害に陥ることがあります。
高血圧
慢性的に血圧が高い状態が継続することです。
最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上を指し、どちらか一方がこの値を超えていれば、高血圧症と診断されます。コントロール目標は最高血圧130mmHg未満です。
脂質異常症
血液中のコレステロールや中性脂肪が基準よりも多くなっている状態です。
LDLコレステロール140mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満、中性脂肪150mg/dl以上のいずれかに該当すれば、脂質異常症と診断されます。
高尿酸血症
血中の尿酸値が0.7mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断されます。
男性に多い疾患です。
長期化すると尿酸が結晶化し、痛風発作や尿路結石などを引き起こすことがあります。
呼吸器疾患
上気道、気管・気管支、肺などの呼吸器に生じる病気です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に無呼吸を繰り返し、様々な合併症を引き起こします。
寝ている本人には自覚がなく、ご家族が気づかれることが多いです。下記の症状がある方は、一度検査を受けられることおすすめします。
検査は、自宅で使用可能な機器を用いて、就寝中に行います。普段通りの生活の中で簡易に受けることができます。
<症状>
・いびきがひどい
・就寝中に呼吸が止まっていることがある
・睡眠時間は十分なのに、日中眠い
・寝ても疲れがとれない
<原因>
上気道が狭くなることが原因です。
肥満で首回りの肉付きが良い人に起こりやすいですが、扁桃肥大や鼻炎などの鼻の病気、舌が大きいことなども原因となります。
喘息
慢性的な炎症が続いて敏感になった気管支の表面に、様々な刺激が加わることで、発作的に気管支が狭くなることを繰り返します。
子どもの8~14%、成人の9~10%が喘息といわれています。
喘息治療の目標は、発作を起こさず、健康な人と同じような日常生活を送ることです。そのため、喘息の原因となる物質を特定して遠ざけるほか、副作用の少ない吸入ステロイド剤を継続し、平常時の気道の炎症を抑えます。発作時には、気管支拡張薬を使用します。
<症状>
夜間や早朝に下記の症状が見られることが多いです。
・息苦しい
・発作的に咳き込んだり、痰が出たりする
・呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼーという音がする
<原因>
ダニ、ハウスダスト、ペットの毛やフケ、カビ、花粉などのアレルギー物質が原因であることが多いですが、原因物質が特定できないこともあります。
循環器疾患
不整脈
脈を打つ速さがゆっくり、速い、不規則な状態をいいます。
<不整脈の種類>
・頻脈
脈が速い状態が持続すること。
・徐脈
通常よりも脈が遅くなること。
・期外収縮
脈が飛んだり、不規則なリズムになったりすること。
<原因>
不整脈の原因は心臓の疾患だけではなく、高血圧や肺疾患、甲状腺疾患のある人にもみられます。
過労やストレス、睡眠不足が原因となることもあります。