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ピロリ菌外来

日本人の約半数(50歳以上では約7割)がピロリ菌に感染しているといわれています。
ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜が傷つけられて慢性的な胃炎が起こり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんのリスクとなります。
2013年2月より、内視鏡検査で胃のピロリ菌感染が確認されると、除菌治療すべてに保険が適用されるようになりました。
ピロリ菌の有無を調べてみたかったけどきっかけがなかった方、ご家族に胃潰瘍や胃がん、ピロリ菌感染者がいる方、ピロリ菌の除菌治療を受けてみたい方は、お気軽にご相談ください。

ピロリ菌とは

正式名称を“ヘリコバクター・ピロリ”といいます。
ピロリ菌が強酸性の胃の中で生活できるのは、胃の中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、アルカリ性のアンモニアで周りの酸を中和するためです。

胃炎には急性胃炎と慢性胃炎があります。
急性胃炎は、お酒や香辛料、鎮痛薬などが原因といわれています。一方、慢性胃炎の多くはピロリ菌の持続感染が原因です。
ピロリ菌に感染すると、ほとんどの方に胃炎が起こります。また、除菌しない限り胃の中に住み続けるため、慢性的に炎症が続き、がんのリスクが高まります。
ところで、胃の症状には個人差があり、炎症を起こしているのに痛みを感じない方もいます。そのため、検診を受けることをおすすめします。

ピロリ菌の感染経路はあまりよくわかっていませんが、幼少期に衛生環境の良くなかった年齢の方に多く見られます。井戸水の飲水や、ピロリ菌に感染した大人から子どもへの食べ物の口移しなどが要因と考えられています。

ピロリ菌外来

<Step 1> 検査

内視鏡検査で胃炎が認められ、ピロリ菌感染が確認された患者様は、除菌治療すべてに保険が適用されます。
①内視鏡検査(胃カメラ)
ピロリ菌感染の疑いのある組織を採取して、病理検査にかけます。
②血液検査
血液中のピロリ菌の抗体の有無を調べます。
③便検査
便中のピロリ菌の抗原の有無を調べます。
④呼気検査
診断薬の服用前と服用後の呼気を集めて診断する検査です。

<Step 2> 除菌治療

患者様には1週間、お薬(抗生剤)を飲んでいただきます。
抗生剤服用中に、気持ちが悪くなったり下痢になったりしたときは、当院までご連絡ください。

<Step 3> 再検査

内服終了1~2カ月後に再検査を行い、除菌できているかどうかを確認します。
治療をした方の8~9割はピロリ菌の除菌に成功しますが、1度の治療で除菌しきれない方もいます。その場合は、医師と相談して再度治療を行います。

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